ウィンドウレスEDS検出器をデュアル搭載したSEMで、さまざまな観察ができます。
- 試料の広い領域(cmオーダー)でSEM像の取得、高感度での元素分布確認ができます。
- 多数視野の高解像度データを自動取得して、ひとつの広域視野データに合成する事ができます。
- 8インチウェハ、6インチ角形マスク、6インチウェハの傾斜観察が可能です。
ウインドウレスEDS検出器 (画像提供:日本電子株式会社様)
初期腐食が生じた金属板の観察例
測定の流れ
全面の状態を見た上で、腐食が顕著な箇所や特異な箇所の詳細情報を得る。
①広域のSEM・EDSデータを取得
②広域データ内の任意視野で解析
・ 視野サイズ: 42mm四方
・ 分割数 :17×23
サンプル外観(デジタルカメラ写真)
金属表面に初期腐食と思しき模様が見られる。
(試料サイズ:40mm四方)
(試料サイズ:40mm四方)
測定手順1:広範囲のSEM像/EDS像を取得。画像合成
広範囲を自動測定、画像結合(下記は視野サイズ: 42mm四方(分割数:17×23)の例)
測定手順2:任意の視野での解析
特異な箇所など任意の場所を拡大、像観察、EDSスペクトル抽出や線分析
解析1 定性分析
スペクトル
解析2 線分析
線分析
適用例
- ウェハ・チップ上パターンの欠陥や汚染の解析
- 製品表面の凹凸・組成むらの解析
- 製品表面に散在する構造の解析
- ビーム照射耐性の弱いサンプル観察、EDS分析

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