

光コネクタの安定した正しい接続を実現するには、接触する端面同士が適切な形状になっている必要があるため、端面形状の精密測定は必須となっています。
光コネクタ端面三次元形状測定システム MAX+/WIZ+シリーズは、単心・多心コネクタの端面形状を自動測定する、IEC国際規格に準拠した非接触の干渉型顕微鏡です。
測定精度の高さや扱いやすさはもとより、コンパクトな筐体とスピーディな測定で、光コネクタ製造現場における作業品質の向上を可能にします。
※測定には別途パソコンとコネクタ種別に応じたマウント治具が必要になります。パソコンの動作環境については下記動作環境にてご確認ください。
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光コネクタ端面三次元形状測定システム MAX+/WIZ+シリーズ  | 
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特徴
1.コンパクトで軽量な筐体
筐体はB4ノートよりも小さいスペースに設置できるコンパクト設計で、重さも4kg未満*のため持ち運びも簡単です。
 *MAX-Quantumのみ重さ4.8kg
2.汎用PCで測定可能
一般的なWindows PCに測定用ソフトウェアとドライバーをインストールするだけで、すぐに測定を始めることができます。
3.鮮明な画像をスピーディに表示

4.豊富なマウント治具

5.除振台不要
筐体は入念な除振対策が施されているため、除振台などは必要なく、設置場所を選びません。
6.セッティング不要
精密研磨加工されたマウント治具の採用により、面倒なキャリブレーションなどの調整作業はほとんど必要ありません。
7.AF(オートフォーカス)機能
MAX+およびWIZ+シリーズはAF機能が内蔵されており、測定毎に手動で焦点を合わせる必要がないため、作業が効率的です。
8.多心測定での高再現性を実現
Sumix社独自の最新テクノロジーSideView (ガイドピンの角度をサイドから測定)により、さらに高精度かつ再現性の高い測定が可能となりました。 また、コネクタの抑えがなく、突き当ての挿入のみでコネクタの固定が可能なため、自動化ラインへの組み込みも容易です。
機種選択のポイント
コネクタ端面を測定する目的に合わせて機種をお選びいただけます。
単心/多心両用
| 型番 | 性能 | 機能 | |
|---|---|---|---|
| 視野範囲 | 分解能 | ||
| MAX-Quantum | 大 | 高 | 
  | 
| MAX-QM+ | 大 | 中 | 
  | 
分解能 高:2μm未満/中:2μm以上3μm未満/低:3μm以上
| 型番 | MAX-QM+ | MAX-Quantum | ||
|---|---|---|---|---|
| 1端子における測定時間※1 | 
1秒(単心) 3秒(MT12心)  | 
1.4秒(単心) 7秒(MT12心)  | 
||
| 
形 状 測 定  | 
Repeatability C.F./ Repeatability C.R. (SC/PC)※2  | 
曲率半径 (%) | 0.04/0.05 | 0.002/0.002 | 
| ファイバ高さ (nm) | 0.1/0.4 | 0.4/0.4 | ||
| 偏心 (μm) | 0.04/1.1 | 0.02/0.55 | ||
| 
Repeatability C.F./ Repeatability C.R. (MT12)※2  | 
曲率半径 (%) | 0.9/1.2 | 0.9/1.2 | |
| ファイバ高さ (nm) | 0.8/1.1 | 0.8/1.1 | ||
| フェルール角度 (deg) | 0.0004/0.01 | 0.0003/0.01 | ||
| ※1: | 測定時間は測定対象物の端面状態やPCの性能に依存します。 | 
| ※2: | 
Repeatability C.F.は光コネクタの挿抜をしない状態で、30回の繰り返し再現性を測定した1Σでの数値です。 Repeatability C.R.は光コネクタを測定毎に挿抜し、30回の繰り返し再現性を測定した1Σでの数値です。 MAX-Qunatumのみ、単心データの値はSC/APCを使用しています。  | 
単心専用
| 型番 | 性能 | 機能 | |
|---|---|---|---|
| 視野範囲 | 分解能 | ||
| MAX-QS+ | 中 | 高 | 
  | 
| WIZ-QS-110 | 小 | 中 | 
  | 
分解能 高:2μm未満/中:2μm以上3μm未満/低:3μm以上
| 単心専用 | ||||
| MAX+シリーズ | WIZ+シリーズ | |||
| 型番 | MAX-QS+ | WIZ-QS-110 | ||
| 1端子における測定時間※1 | 2秒(単心) | 1.5秒(単心) | ||
| 
形 状 測 定  | 
Repeatability C.F./ Repeatability C.R. (SC/PC)※2  | 
曲率半径 (%) | 0.1/0.16 | |
| ファイバ高さ (nm) | 0.3/0.4 | |||
| 偏心 (μm) | 0.02/0.6 | |||
| ※1: | 測定時間は測定対象物の端面状態やPCの性能に依存します。 | 
| ※2: | 
Repeatability C.F.は光コネクタの挿抜をしない状態で、30回の繰り返し再現性を測定した1Σでの数値です。 Repeatability C.R.は光コネクタを測定毎に挿抜し、30回の繰り返し再現性を測定した1Σでの数値です。  | 
測定可能なフェルール・コネクタ(別売りのマウント治具が必要となります。)
| 単心専用 | 単心/多心両用 | |||
| 
MAX+ シリーズ  | 
WIZ+ シリーズ  | 
MAX+シリーズ | ||
| 型番 | MAX-QS+ | WIZ-QS-110 | MAX-QM+ | MAX-Quantum | 
| 
ST, FC, SC (PC and APC)  | 
○ | ○ | ○ | ○ | 
| 
MU, LC (PC and APC)  | 
○ | ○ | ○ | ○ | 
| 
E2000 (PC and APC)  | 
○ | ○ | ○ | ○ | 
| 
MIL-ST (M83522/16, MIL-C-83522)  | 
○ | ○ | ○ | ○ | 
| 
M29504/14 (MIL-PRF-29504/14)  | 
○ | ○ | ○ | ○ | 
| SMA 905 | ○ | ☓ | ○ | ○ | 
| 
MT-RJ (PC and APC)  | 
○ | ☓ | ○ | ○ | 
| 
MT12-MT72 (PC and APC)  | 
☓ | ☓ | ○ | ○ | 
| 
MT16, MT32 (PC and APC)  | 
☓ | ☓ | ○ | ○ | 
| 
MTP/MPO (PC and APC)  | 
☓ | ☓ | ○ | ○ | 
| 
MTP/MPO (12-72 fiber and 16-32 fiber;PC and APC) SVFマウント対応  | 
☓ | ☓ | ○ | ○ | 
形状測定用ソフトウェア【MaxInspect】の機能と特徴
使いやすいインタフェース
※ 言語は英語・中国語・日本語から選択できます。(左図は日本語画面です)
量産に適した設計
※ フットペダルスイッチはオプションです。
充実のレポート出力機能
傷自動判定機能
※ WIZ-QS-110/MAX-QM+は非対応
動作環境
| 対応OS | Windows 10 | 
|---|---|
| CPU | 
intel Core i5 (Intel Core i7推奨)  | 
| メモリ | 4GB以上 | 
| インターフェース | USB3.0 | 
| 測定結果出力 | 
・Excel 2010以降 ・HTML  | 
※:動作環境は予告なく変更になる可能性がございます。
仕様
| 単心専用 | 単心/多心両用 | |||
| MAX+シリーズ | WIZ+シリーズ | MAX+シリーズ | ||
| 型 番 | MAX-QS+ | WIZ-QS-110 | MAX-QM+ | MAX-Quantum | 
| 光 源 | Green LED(530nm) | |||
| 外部インターフェース | 
USB3.0×2 or 電源用DCジャック×1およびUSB3.0×1  | 
|||
| 重量(kg) | 3.9 | 3.9 | 3.8 | 4.8 | 
| 外寸(H×W×L mm) | 103×137×183 | 150×120×90 | 103×137×183 | 181×213×117 | 
標準付属品
| 品名 | 個数 | 
|---|---|
| 測定器収納用ハードケース | 1個 | 
| 本体キャリブレーション用マウント(フラットスタンダードマウント) | 1個 | 
| USBメモリ(測定用ソフトウェア[MAXInspect]、ライセンスファイル同梱) | 1個 | 
| USBケーブル | 1本 | 
| ACアダプタ | 1個 | 





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